1. 「医療占星術の先人」

「医療占星術」、怪しいですね(;´∀`)

なんでも“占星術“、とつければいいもんじゃないんですけど・・・。

僕が伝統的占星術(古典占星術)を勉強し始めるキッカケ、それが医療占星術だったんです。
占星術そのものを始めたのは、金融占星術から。
その後、医療占星術を学ぶために、伝統的占星術を勉強した、と言う流れです。

西洋のブラック・ジャック(無免許スゴ腕医師)とも言える、ニコラス・カルペパーは「占星術を知らない医師は、脂肪分のないプリンのようなものだ」、と述べています。

そうです、かつては医師としての“常識”が、占星術だったのです。

とはいえ、医療占星術は現代において、完全に廃れています。
ジョン・フローリーという占星術師は、2006年に南アフリカのケープタウン大学で医療占星術の講義をしようとしました。
しかし、生徒たちは全く理解していません。

そこで、「君たちはガレノスについて学んだことはないのか?」と尋ねます。

すると、生徒はこう答えます「彼の概念はクズです」(;´∀`)

このエピソードは、Classical Medical Astrologyという本のまえがきに載っています。

ガレノスは古典西洋医学をまとめあげた偉大な人物ですが、逆に、現代西洋医学からすると、進歩を止めた諸悪の根源でもあります。

今回から、ガレノスの話を少ししていきます(^^ゞ

ガレノスは小アジアのペルガモン(現在のトルコ)出身(125年)です。
その名前は「おだやか」という意味です。
ですが、彼は穏やかとは程遠い人物でした(^^ゞ

幼少の頃よりあらゆる学問を学び、17歳から医学を学び始めます。
22歳の時にアレクサンドリア(現在のエジプト)に移り、5年間過ごします。

アレクサンドリアは学問の中心都市でした。
当時はローマ法によって、人体解剖は広く禁止されていました。
しかし、アレクサンドリアではその規制が緩かったようです。

その後、ペルガモンに帰り、剣士たちを管理する医官を勤めます。
そこでも、彼は生体解剖を学ぶ機会を得ることになります。

その後、帝都ローマに移り皇帝マルクス・アウレリウス・アントニウスの典医となます。
とまあ、絵に描いたようなサクセスストーリーです。

ガレノスの行った実験成果には以下の様なものがあります。

・動脈の中には、血液が流れていることを発見した。
(当時、静脈に血液が、動脈には空気が流れていると考えられていた)

・尿が腎臓で作られると発見した。
(当時、尿は膀胱で作られると考えられていた)

・脳が脊髄神経を通して、末梢神経を支配していることを発見した。

・声が声帯から発せられていることを発見した。
(声帯を操る反回神経は、Galen’s nerve:ガレノスの神経 とも言います)

・肺の膨張が横隔膜の上下運動によって起こることを発見した。

本当に、大したものです。
しかし彼の問題は、これらの研究成果すらも、彼の“精気論”の説明のための道具でしか無かったことです。

では、精気論とは?
それについては次回をお楽しみに!

2014年04月4日(金) 週刊伝統的占星術日記より

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