13. 【瀉血療法 その3】

伝統的な西洋医療で”最も野蛮な治療”は?

と聞けば、

恐らく、

「瀉血」

と答えると思います。

瀉血と言うのは、体の中の余分な血液を抜く治療です。

一見、野蛮に見える瀉血ですが・・・

現代では、「実は瀉血が体に良い」、という研究データもあります。

瀉血がどうして体に良いのでしょうか?

そして

どういった人に効果があるのでしょうか?

瀉血療法が体に良い理由。

そのキーワードは、「活性酸素」です。

実は、これが発生する大きな要因の一つに。

”余剰鉄”があるんですね。

【瀉血療法 その3】

「でも、鉄って体に必要ですよね?
確か、赤血球の中に入っていますし。

貧血には、鉄!、ってイメージですけど?」

その通りです!

鉄は,体内で最も多い重金属で、成人で平均4gあります。

そして、そのうちの6割は赤血球に含まれています。

では残りの鉄は?

細胞内では、タンパク質の殻に包まれた安全な状態で。
鉄貯蔵蛋白である、フェリチンとして貯蔵されています。

これらは、体に問題がありません。

むしろ、なくなると、貧血になってしまいます(^_^;)

でも、その一方、鉄イオンは生体にとって危険なんですね。

「鉄はフェリチンで安全に保存されているなら、
鉄イオンなんて僅かなものでしょ?」

そう思うかもしれません。

ところが、炎症とか虚血とかそういったことが起こると、
頻繁に鉄イオンは発生します。

そして、それが元になって、活性酸素が発生します。

これは生物系の分子種としては、最も反応性の高いもので、
発生すると即座に、近くの体分子と反応してしまいます。

このように、二価の鉄が原因となって、活性酸素が出来ることを、

”フェントン反応”と言います。

ところが困ったことに、鉄というのは、
吸収するシステムは、ありますが。

積極的に排泄するシステムが、体内には無いのです・・・

つまり、体に鉄が足りないと思ったら、
それを吸収促進するシステムはあります。

でも、体に鉄が余剰と思っても、
それを排泄促進するシステムが、存在しないのです。

つづく

次回をお楽しみに (^_-)-☆

2016年5月13日 週刊伝統的占星術日記より

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