22. 【メディカルハーブ その8】

前回までの内容:

ハーブを使用するには「何の惑星の病気か?」という診断が必要です。

そしてその惑星を考える場合も、
ナチュラル・ルーラーで考えることは少ないです。

ナチュラル・ルーラーとは、例えば「金星といえば、恋愛!」というものです。

こういった惑星との一対一対応のことを、”ナチュラル・ルーラー”と言います。

どのハーブがどの惑星、と書いてある本もありますが、
単純にナチュラル・ルーラーだけで考えるものではありません。

例えば恋愛に効くハーブといって・・・
金星のハーブを使うわけではない、ということです。

つまり金星が恋愛の星だからといって、いつも恋愛に効くわけではありません。

現在進行形でどの星が傷んでいるか?を見る必要があり、
更には、どのような気質の病気なのか?も見る必要があります。

それには、伝統的占星術を使わなければ分かり得ないのです。

【メディカルハーブ その8】

前回は、メディカルハーブを選ぶためには、
ホラリー占星術である必要がある、という話をしました。

なぜなら、誕生日のホロスコープからは、その人の体質しかわかりません。

現在どのような病気なのか?ということは、
質問をもらった場所と時間で作ったホロスコープ(ホラリー)
を用いるしか無いからです。

さてそのホラリーですが、これまた色々と悩みどころがあります。

それは、「いつの時間と場所を採用するか?」です。

これがわからないと、何も出来ないですよね???

これについては、クリスチャン・アストロロジーのホラリーの章を見てみましょう。
(P.243 邦訳は現時点ではありません)

リリーが言うには、まず第1に採用すべきは・・・
病気になって初めて横になったとき、です。

でも、こんなことを覚えている患者さんはまずいません。
せいぜい、何月何日の午前中とかですね。

ということで、不採用(汗

第2に採用すべきは・・・
患者さんが尿を持って、病状を誰かに尋ねた場合。
(医師に対してでなくても可)

まず思うことは、現代では変質者ですね!
オイオイ!( *゚∇)/☆(ノ゚⊿゚)ノ

でも、昔は病気になったらほぼ確実に、
お医者さんに尿を持って行くことになっていました。

なぜなら、この尿だけでも随分な情報量があったからです。
例えば、尿を見て赤かったら?

「HotでDryな病気なんだな」
と推測されるわけです。

ですから、決して変質者ではありません(汗

とは言え、第1と同じく第2も不採用ですね。
現代では現実的ではありません。

全然駄目じゃないか!?と思うかもしれませんが、
実は、第3もあります。

ウィリアム・リリー第3の矢は・・・

お医者さんが患者さんに会って症状についてはじめて話を聞いたときか、
患者さんの尿を持った代理人が、お医者さんとはじめて話をした時です。

二つ目がある理由は、代理人が登場するのは患者が具合が悪くて、
受診できないことがあるからですね。

これも使えないように思えますが、昔のお医者さん=占星術師ですから、
あなたに質問を受けた時間と場所で良いのです。

ということで、現代では第3の案しかありません!

でも・・・

リリーは、ここですごく間違ったことを書いているんですよ(^_^;)

実は・・・

第1案と第2及び第3案では、ホロスコープの読み方がぜんぜん違うんです。

第1案=デカンビチュア
第2, 3案=ホラリー

というホロスコープで読んでいきます。
つまり、全く別の物なのにリリーは・・・

はじめに第1,2,3案を併記して、

続けて更には読み方も!
デカンビチュアとホラリーをごっちゃに書いているんですね。

ですから、クリスチャン・アストロロジーを読んで、
医療占星術が出来るかというと・・・

ますます混乱するという事になっています(汗

続きは次回!
お楽しみに(^_-)-☆

週刊伝統的占星術日記より

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